#6 アスペクト比?解像度?「16:6」比の変更に失敗しない2つの方法

皆さんはワイードのアスペクト比「16:6」についてどう思われていますか?
たしかに、横幅約3mの横長映像で黒板サイズ。
今まで使っていたプロジェクターよりも大きく映像を映すことが可能ですね。
でも、初めて見たときに「16:6」?はて?になりましたよね?そんなサイズは知らんぞ。です。

今回は今まで誰も触れてこなかった、ワイードの「16:6」比問題について考えていきます。

なんだか映像がくしゅっとなっている…
または
文字が横伸びしているように見える…

これらが当てはまる方は、「16:6」比問題のドツボにはまっている可能性があります!!
こちら、変更方法が分かると自分に最適な使い方ができるようになります。

ワイードの16:6比は、解像度でいうと「1920×720」です。
聞き馴染みがないですね。
ここで、よくモニターやプロジェクターで聞く、

『解像度』『アスペクト比』

の違いをおさえておきましょう。
この違いが理解できると、謎が解けることでしょう。必見です。

解像度とは、画面ディスプレイの中に、画素のつぶつぶが縦横にどのくらい並んでいるか?です。
つまり、画面上のつぶつぶの総数になります。
このつぶつぶが少ないと、画像が粗くなり「解像度が低い」なんてといったりもします。

そして、つぶつぶの数が多いほど、画像はきれい!鮮明!になり、「解像度が高い」状態をいわゆる「高画質」といいますね。
4Kや8Kなんてものがまさにですね。

ちなみにフルハイビジョン(フルHDまたは2K)は解像度「1920×1080」です。
対して4Kの解像度はなんと「3840×2160」!4KはフルHDの4倍です。
8Kになるとさらに4倍で16倍に!!フレーム内で粒が小さくなればなるほど、それはなめらかになるでしょう。

展示会で、8Kテレビの映像を見たことがあるのですが、モノを肉眼で見るよりきれいに見える(?)といった不思議な感覚でした。(伝われ…!)

「1920×1080」とか「3840×2160」とか言ってますが、正直これがどのようなサイズ比の映像なのか?はピンとこない…。

この4桁の数字たちを簡単な整数比で表したものが、『アスペクト比』です。
フルHD解像度「1920×1080」を簡単な比にしたものが「16:9」であり、アスペクト比になります。

解像度は「縦横に並んでいる画素の総数」、そしてアスペクト比は「その縦横の比」です。
解像度とアスペクト比のちがいは分かりましたか?

プロジェクターでいうと、アスペクト比が4:3または16:9で投影できるものが多いです。
ここ数年では設定を変えればどちらのサイズも映せるが、16:9の方が一般的なような気がします。

で、ワイードももちろんお馴染みの4:3や16:9のサイズで投影してお使いいただくことも可能です。しかし、「16:6」といったオリジナルサイズで投影できるのが特徴のひとつ。

ワイードのアスペクト比「16:6」は、横長な長方形です。黒板にどーーーんと、映して使ってほしい。黒板の縦の長さは変わらないので、「4:3」や「16:9」比で投影したときと比較すると、映像が横に大きくなります。

これは、
黒板いっぱいに大きく映せて、教室後方からでも十分に確認ができる大きさ!
です。

ある学校様へ授業見学をさせてもらった時に、教室後方からワイードの映像を見て、あらためて大きくて見やすいなと思いました。

大きくて見やすいといえど、正直設定に関しては慣れるまで難しいかなとも思っています。
覚えはじめの時、まず解像度ぉ?アスペクト比ぃ?ですし。
パソコンから設定を変えるぅ?かと思えば、リモコンからも変えられると…。難解。

しかしこれらは、コツをつかむだけでかなりすっきりします。

ワイードを「16:6」比に変える方法は、実は全部で3つあります。あれ2つじゃないの?
最後のひとつは、超ショートカットの裏技なので最後まで読んでいただいた方に特別伝授です☆

変更方法は、
ワイード自体の映像の「アスペクト比」を変更する
か、
パソコンのディスプレイの「解像度」を変更する
かのどちらかです。

これが分かるまではややこしいが、解像度とアスペクト比が分かれば、実はシンプルなことしかしていません。
ひとつずつご紹介していきます。

まずは、
パソコンの解像度は変更せず、ワイードのリモコンで「アスペクト比」を変更
して、映像を「16:6」にする方法です。

こちらはリモコンをぽちぽちするだけなので、ご紹介する中で一番簡単です。
難しいことは何も考えずできてしまいます。

リモコンの中心辺りにある【アスペクト】ボタンを押してください。以上です。え!って。

ウルトラワイド超短焦点プロジェクター「ワイード」リモコンのアスペクトボタン
【アスペクト】ボタンを押すだけ!

こちらのボタンを押すと、
【自動】→【4:3】→【16:9】→【16:6】
と繰り返し、ワイードの映像のアスペクト比が変わります。

このボタンで押したときの【自動】が、

パソコンの解像度とアスペクト比が同じ状態

でワイードから映像が投影されています。
特に映像の大きさを変える必要がないときは、この状態で使用するのが一番使いやすいかと思います。

プロジェクター「ワイード」の映像を黒板に投影する方法_パソコンのディスプレイ解像度「1920×1080」。ワイードの映像のアスペクト比「16:9」。の状態
パソコンのディスプレイ解像度「1920×1080」。ワイードの映像のアスペクト比「16:9」。の状態

このボタンをぽちぽちして【16:6】にすれば、パソコンの設定を変えることなく、ワイードの投影映像を「16:6」にすることができます。

プロジェクター「ワイード」の映像を黒板に投影する方法_パソコンのディスプレイ解像度「1920×1080」。ワイードの映像のアスペクト比「16:6」。の状態_引き伸ばした状態
パソコンのディスプレイ解像度「1920×1080」。ワイードの映像のアスペクト比「16:6」。の状態

しかし1点気になるのは、よく見るとこの「16:6」では、パソコンの映像を引き伸ばした状態になっていることです。
文字であればそこまで気にならないのですが、図形だと円が楕円になります。少々太っちょです。

算数や数学など科目の単元によっては、この【アスペクト】ボタンぽちぽち法が使いづらいこともあります。

そこでこの太っちょ問題を解決するのが、次の方法です。
ワイードのリモコンのアスペクトを【自動】のまま、パソコンの「解像度」を変更
して「16:6」にする方法です。

こちらは、パソコン本体の設定を変更します。何を変更するかというと、「ディスプレイ解像度」の設定です。

まず、デスクトップ上でマウスを右クリックをすると、いくつかメニューが並んでいるタブが出てきます。
その中の、「ディスプレイ設定」をクリックしてください。

【方法解説】PCを右クリック>ディスプレイ設定>ディスプレイの解像度>1920×720
こちらはWindows11のマウス右クリックメニュー。

「ディスプレイ設定」をクリックすると、パソコンのディスプレイ関連の設定1920×720出てきます。
その中にある、「ディスプレイの解像度」をクリックします。
ワイードサイズの「16:6」にするには、「1920×720」を選びます。

ちなみにこの数字は、ワイードとパソコンをHDMIで接続している時にしか出現しない、秘密の数字です☆

【方法解説】PCのシステム設定>ディスプレイ設定>ディスプレイの解像度>1920×720
「ディスプレイの解像度」の中から「1920×720」をクリック。

こちらをクリックすると、パソコンのディスプレイの解像度が変更されます。
ワイードのアスペクト比は【自動】にしているので、パソコンのディスプレイと同様にワイードの投影映像も16:6になりました。

プロジェクター「ワイード」の映像を黒板に投影する方法_パソコンのディスプレイ解像度「1920×720」。ワイードの映像のアスペクト比「16:6」。の状態
パソコンのディスプレイ解像度「1920×720」。ワイードの映像のアスペクト比「16:6」。の状態

パソコンをよく見るとディスプレイの中が長方形になっています。が、解像度が映像と合っているので、円が太っちょ楕円になることはなくなります。
パソコンによっては、設定までの導線やUIが異なるのであくまでご参考までに。どのパソコンにも、ディスプレイの設定を変更するページはあるので探してみてください!

解像度は同じになったが、設定まで変えるとなると少々面倒…。
ここで、このパソコンのディスプレイの解像度をもっと簡単に変更できる、超ショートカット裏技☆を伝授します。

それは、
ワイードソフトウェアからパソコンの「解像度」を変更
する方法です。

ワイードソフトウェアって何ぞや?の方は、blog #4 ワイードの横長をさらに活かそう!ワイードソフトウェアの厳選機能2つ をご覧ください。
こちらで、ワイードソフトウェアのダウンロード方法を紹介しております。

わいわい備忘録_横長を活かそう!ワイードソフト厳選2連発!
ワイード導入済みで、まだソフトウェアをダウンロードしていない方はいませんか?
忘れずに申請してくださいね!

すでに、ワイードソフトウェアのダウンロードが済んでいる前提で進みますね。

まず、ワイードソフトウェアのアイコンの右下のボタンをクリックして、メニューを開いてください。メニューを開くと右側にタブがひょっこりしているのが見えますでしょうか?

ワイードソフトで解像度を設定1_用語解説
普段は隠れています。

このひょっこりタブをクリックすると、実は裏メニュー☆が出現します。

裏メニューの中の、
「4:3」「16:9」「16:6」
の3つのボタンが、超ショートカット裏技☆になります。

ワイードソフトで解像度を設定2_用語解説
パソコンによってはその解像度を持っていない機種もあります。
その場合は、持っていない解像度の比ボタンがグレーアウトしていますのでご承知おきを。

こちらの変えたい比のボタンをクリックすると、パソコンの解像度を簡単に変更してくれます。
特にパソコンの設定画面を開くことなく、ぽちっとするだけなので超簡単☆です。

以上が、ワイードの「16:6」比の変更に失敗しない方法になります。
「16:6」比に変更して~とか言ってますが、よくよく考えると、

わざわざ資料に合わせてパソコンの設定って変えないですよね!!

そのため私が個人的に推奨しているのが、授業での提示の仕方や科目によってやりやすい・やりにくいがあると思いますので、まずは3つの方法を試していただく。
そして、自分の授業スタイルに合った方法で「16:6」比に変更していただく。です。

こればかりは個人の感覚になりますので、まずはお試しいただきたい!

ワイード操作説明会実施時に、「お手元マニュアル」なるモノをお配りしております。
こちらを先生方に1枚ずつお配りし、ご覧いただきながらワイードの使い方の説明をしております。
各教室にラミネートして置いておくのもおすすめです。
今回の解像度変更に関する操作も載っています!

なんと!!この22年冬にお手元マニュアルがリニューアルしました!

すでにNewバージョンをお配りしている学校様もあります。
過去にワイードを導入された学校様にも、ぜひこちらの新しくなったマニュアルをご覧いただきながら、ワイードをご活用いただきたいです。

下記フォームからお手元マニュアルの申請をお願いします!
お手元マニュアル(Windowsバージョン)データダウンロード
①「お問い合わせ」にレ点チェック。
②備考欄に「お手元マニュアル(Windowsバージョン)データダウンロード希望」
をご記入ください!

弊社で紙でのご用意もございます。
紙versionをご希望の方は、郵送しますので別途お問い合わせください!
お手元マニュアル(Windowsバージョン)郵送ご依頼
①「お問い合わせ」にレ点チェック。
②送り先のご住所
③備考欄に「お手元マニュアル(Windowsバージョン)郵送希望。〇部」
をご記入ください!

ワイード導入後には『ワイード操作説明会』も実施しております。

随時受け付けをしており、ワイードを導入してから何年経っていても対応可能です。今更…なんてことはありません。費用はもちろん無料です!
ワイードデモ・見積 お申込みフォームはこちらから!
「操作説明会を希望」の旨、お申し込みください!

サカワ社員による、WEB操作説明会も公開しております!
各機能を実際に黒板とワイードを使って説明しているのでぜひご覧ください!

【ワイードユーザー様対象】ワイード操作説明会2023!これを見れば、ICT授業がもっと楽しくなります!

この度、ワイードの横長アスペクト比である「16:6」に対応したスクリーン、いえいえ違いますパネルが新登場しました!
その名も、黒板着せかえパネル「KisePa(キセパ)」です。教育総合展EDIXで大好評でした。

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この記事を書いたひと

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猪狩

20XX年某日、流星のごとく現れたサカワ系ブロガー。 どうも。株式会社サカワ ICT事業部 営業課の猪狩です。行動戦隊ハイスピードマン。担当カラーはプリンイエロー。担当カラーは独断と偏見で決めました。好きな色は赤です。トマトレッドになりたかったのですが、赤はリーダーの色なので悔しいですが弊社のKB部長に譲ります。 好きな食べ物はチャーハンとたまごです。ゲームも好きです。モンハンとゼルダとポケモンをやります。ライブに行くのも好きです。ひとりで遠征します。BLUE ENCOUNTとcinema staffのライブによく出没します。 コロナ禍突入と同時にサカワに入社しました。中途です。お客様先でワイードご提案に始まり、導入後までをサポートをさせていただいております。最近はいろんなことに挑戦させてもらってありがたい限りです。 サカワ入社前は教員をしておりました。小学校教諭、中学校教諭、高等学校教諭の教員免許状(中高専門科目は数学)を取得しています。