行動指針 「まずやる。」はサカワを支える骨格である

社長ブログ #2

こんにちは、株式会社サカワの坂和寿忠です。
弊社は2年半前に企業理念・行動指針・ロゴマークを刷新したのですが、その中の行動指針についてのお話しようと思います。
なぜ2年半前に会社のリブランディングしようと思ったのかの経緯はまたの機会に触れるとして、特にこの行動指針については今まで創業以来、明確に決めたことはなく初めての取組みとなりました。
サカワが2019年に定めた指針がこちらです。


            「まずやる、じっちょく、あたらしく 」


この3つのワードとても覚えやすく、いい行動指針だなと我ながら思っています。
社内でもすぐに定着したような気がしていて、誰に聞いてもだいたいみんなスッと出てくるのではないかと思います。

この行動指針は、サカワの従業員に最も大切にしてもらっている言葉です。
この会社で働く以上、守らなければいけないポリシーであり、僕たちが困ったり悩んだ時に戻ってくる港のようなものでもあると思ってます。この指針を体現することがサカワ社員の目指すところ、という言い換えもできるかと思います。

この行動指針の中でも、第一項目「まずやる。」という言葉に着目して話をしていきたいと思います。

「まずやる。」という言葉は、シンプルに表現していますが、意味合いとして
・とりあえずやってみよう
・思い立ったら行動してみる
・失敗を恐れずチャレンジ

というような非常にポジティブな意味を表現したワードです。

行動指針を制定しようと関係者でブレストしている時に、うちはどんなことを今まで念頭にやってきた会社なのだろうと回想していたところ、「とりあえず思い立ったらやる会社だよね!」という意見が一番多く出てきました。
いいと思ったらやってみる、チャレンジしてみる、机上の空論はそこそこにしてまずは行動してみる、こんな社風をシンプルに表現したものなのです。

僕たちは創業してからこの100年、色々なチャレンジをしてきて今があるのですが、特に時代の変化が激しくなったこの10年で会社は大きく変化していきました。
大正時代に黒板で創業した会社が、今ではアプリを制作し、プロジェクターを全国展開し、高品質の不燃木材を流通させ、おかげさまで業界でも認知度が少しずつ増え、この年月でもノビノビと生きてこれました。

今回世界中がこのコロナを経験し、先行きが見えない、数ヶ月先すらがどんな世の中になっていくのか分からず、未来に決まった答えは用意されていないんだ、ということに全員が気付きました。
しかし答えがない状況だからこそ、立ち止まっていても何も始まらない。
だからこそ「まずやる。」という考え方はとても大切だと思うのです。
人生は未知の大海であって、漕ぎ出す以外に次に進む方法はないのでしょうね。

しかし、どうしても僕たち日本人の中には刷り込まれてしまっている一つの固定概念があります。
それは「失敗してはいけない、人と違っては行けない」ということです。
きっとこれは明治から続く兵役のための義務教育の流れが、今でも脈々と受け継がれてきたことの弊害だと思うのですが、僕の学生時代を思い返してみても、決まった答えを導き出せる子が評価されやすく、教科書に載っていない思い切った発想をする子は、扱いにくい、評価しにくいという風潮がありました。(僕も扱いにくい側の一人でした。先生方にはご迷惑をおかけしました。)

言われたことをきちんとできることは確かに大切です。
しかし、誰かが決めたルールや今までの常識がもし誤っていたら?
世の中はまだまだ間違いだらけで発展途上のことばかりだと思います。既存を疑い、常識を覆していくモノだけが進化し、生き残っていく。
全てにおいて、前向きなチャレンジに失敗はなく、成功への道になっていくと信じています。

ですから、我々サカワは常に何かを壊しては、また生み出し続けています。
次にこんな製品を作ると面白いかも、こんな仕組みがあるともっと会社が良くなるよね、という球をいくつも準備し、次の変化に備えています。(まぁ、チャレンジが10としたら、成功が1くらいの割合ですけどねw)

日々挑戦をしては何かうまく行かず、修正してまたチャレンジをしてを繰り返していった結果、試してみることに躊躇がなくなり、最近はみんなかなり骨太になってきました。
仮説を立て、実際に動き出して形にする。その中で出るトラブルへの修正力に磨きをかけて、最後に見えてきた
結論を全社でルール化するところまでの一連の流れは、そうそう他の会社に負けないのかなと思います。

この「まずやる。」精神から生まれたスピードと勇気こそ、他に誇れる自慢であり、組織全体の支えを成すもの、まさに“サカワの骨格”であると感じます。
これから先、たとえどんなに製品や事業が変わったとしても、この精神だけは変えることなく続けていきます。この時代にマッチした組織に少しずつ変貌を遂げられているのかもしれません。くれぐれも絶滅しないように、これからも頑張ります 笑 

さて、そんなわけで弊社は
こんな物を一緒に作れないですか?こういうこと出来ないですか?
なんていう面白いお話があればいつでも大歓迎です!気軽にスタッフにお声がけください。
僕へ直接連絡をくれても大丈夫です。Facebookからメッセージお待ちしております。
では、また!

坂和 寿忠

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この記事を書いたひと

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坂和 寿忠

株式会社サカワ4代目社長の坂和寿忠(トシタダ)です。愛媛県出身、1986年生まれ。大正時代に黒板製造業でスタートした弊社は創業100年を超え、教育分野という土俵はそのままに、今ではアプリを制作し、学校用プロジェクター「ワイード」を全国展開しています(今もグングン導入台数増加中)。 “日本一面白い黒板屋さんになる“ために面白いアイデアや仲間をいつも探しています。「こんな物を一緒に作れないですか?」「こういうこと出来ないですか?」なんていう面白いお話があればいつでも大歓迎です!FacebookやTwitterからメッセージお待ちしております。では、また!

♪サカワのテーマソング「時代を超えて」