#9 授業のパフォーマンス向上への近道!大型提示装置とは?電子黒板とのちがいについて解明

「電子黒板」の登場から十数年。
はじめは、機能がもりもりで使いこなせない!といった声もあがっていました。
それが今ではGIGA端末がほぼ行き渡り直面したのは、
PCやタブレットだけではうまく授業に活かしきれない…
これらでやっていることを大きく映すモノが必要…

そう!「大型提示装置」も必要だよね!!の流れ。

「大型提示装置」と聞いて皆さんは何を指しているかピンときていますか?
教育関連の記事には、「大型提示装置」って当たり前に出てきていますよね。
私たち企業の者は、当たり前に「大型提示装置」と呼んではいるものの、あまり一般的でないような気もしています。
学校内でそれらを通称するなら「電子黒板」になるような。

では、「大型提示装置」「電子黒板」は同じものを指している気はするが、何が違うのか。

大型“提示装置”なので、なにかをレンズを通してや液晶で大きく映すものといったことまでは分かる。
でも何を指しているかは??意外と??

提示装置もいろいろあります。
弊社のワイードのようなプロジェクター。そして、テレビやモニター。
少々毛色は変わりますが、実物投影機も提示装置ですね。
プロジェクターやモニターとひとえに言っても、機能も映せる大きさの範囲も明るさも様々です。
教育だけに限らずで考えると、ホームシアターが家庭で実現できる手乗りサイズのポータブルプロジェクターもあれば、新宿駅等の主要な駅に設置されている横長の大きな液晶まで。

例えば、こちらはJR新宿駅の「クロス新宿ビジョン」さん。
大好きなポムポムプリンが登場した回も。
https://www.youtube.com/c/CROSSSPACE_ch

ではどれがよく聞く大型提示装置に当てはまるのか?

実は、「大型提示装置」にははっきりとした定義がありません。意外と曖昧。

なんとなく、うーん大きいからこれは大型提示装置かな!みたいな。ふわっとしてますね。
そしてこれまたややこしいのは、分野ごとに「大型提示装置」が指しているモノが違うこと。
文教分野で大型提示装置というと以下に該当するプロジェクターやモニター、テレビ、また電子黒板が、そう呼ばれている気がします。

画面や投影サイズ:50~130インチ程度

中でも、モニターが50~85インチ程度で、プロジェクターが70~130インチ程度といったところでしょうか。
先日開催された教育ITソリューション・EDIX東京展で、いくつかブースを見て周りました。
とんでもなく大きなモニターも登場していて、この辺りの大きさの定義は日々更新されていきそうですね。
あくまで、「30~40人が入る普通教室で使用するもの」の参考までに。

インチは、長さの単位の仲間で、1インチ=約2.54㎝です。
では何をもって、50インチとか125インチとか言っているのでしょう?
画面や投影サイズで出てくるインチは、長方形の「対角線の長さ」のことを指しています。
同じインチ数でも映像のアスペクト比によって、映像の横幅・縦幅は変わります。

アスペクト比については、別の記事で解説しているので合わせてご覧ください。
#6 アスペクト比?解像度?「16:6」比の変更に失敗しない2つの方法

〇〇インチと言われて、一体どのくらいの大きさなんだ?って思った方は、
「1インチ=約2.54㎝」「映像のアスペクト比」の2点をおさえていれば自分で計算できます!
マニュアルにも大きさは載っていそうですが。大体の大きさの目安を知りたいときにさくっと。

さて、ここでひとつ疑問が。
大型提示装置は分かったけど、「電子黒板ってなに?」

大型提示装置と電子黒板は、結構な頻度でいろんな媒体で同義で使われているような気がします。
でも実は違います。

徹底的な違いというより何でしょう?
正確には、「大型提示装置の一部に電子黒板が含まれている」ですかね。

提示装置という大きなカテゴリがあります。
この大きなカテゴリの中には、冒頭で述べたプロジェクターやテレビ、モニター、実物投影機、そしてちっこいポータブルプロジェクターもあればビル等で使われる大きな液晶などなど。
様々な用途の提示装置たちが混在しています。
この中を、少々利用される分野ごとに整理してみましょう。

文教分野ですと、まず大型か小型に分けられます。
ここでの小型は、実物投影機いわゆる「書画カメラ」が該当しますね。

大型提示装置の仲間群を見ていきます。
プロジェクターやテレビ、モニターがあります。
ここの仲間をさらに分解していくときに「電子黒板」の登場です。

電子黒板か?否か?の問いが出てきます。

電子黒板でーす!に当てはまる条件は…
「インタラクティブ機能」があるかどうかです。

インタラクティブ機能とは、各社で定義が異なるのですが…(これまたややこしい)
「専用の電子ペンや指にて書き込みやタッチができる機能」があることを指しています。
PCレスで使えます!やマルチタッチで2人同時に書き込み可能!なことも含んで、インタラクティブ機能と提言している会社さんもあります。
インタラクティブ機能もさらっと出てきますが曖昧ですね。曖昧なことだらけです。

つまり電子黒板とは、「インタラクティブ機能がある大型提示装置」のことを指しています。
よく聞く「電子黒板機能」も、=インタラクティブ機能で捉えていただいて問題ないです。

恥ずかしながら電子黒板をまだ見たことがない時、あの緑の黒板がカフェやビルの入り口にあるようなデジタルサイネージに置き換わったイメージをしていました。
あと、黒板の枠は絶対あり得ないと分かってはいましたが、クリスマスのデコ電飾でぴかぴかみたいな。

実は、弊社の主力製品である超短焦点ウルトラわいわいワイーーードプロジェクター「ワイード」も電子黒板の仲間です。
ワイードもインタラクティブ機能があるプロジェクターになります。
どうも黒板に映せる電子黒板です。

専用の電子ペンを用いて、投影映像に書き込みやタッチが可能です。
ペンの使用にはUSBの配線が必須です。
また、合わせて「ワイードウェブ」をお使いいただくことによって、より電子黒板として活用できます。

「ワイードウェブ」とは、黒板に投影して使う授業支援アプリです。

【ワイードユーザー限定】ワイードをさらに活用できる「ワイードウェブ」の無償提供を開始!ブラウザアプリなのでOS問わず使えます

ワイードをご購入いただいているお客様であれば、どなたでもご利用可能です。
過去に発売していた、初代ワイード「SP-UW360i」のお客様も、2代目ワイード「SP-UW360iR」のお客様も対象です。

対象ワイード機種:SP-UW4000/SP-UW360iR/SP-UW360i

なんと!過去機種も含めてワイードを1台でも購入していれば、そこに所属の皆さま全員がご利用可能対象です!

ご利用いただくには申請が必要です!!
申込については下記のフォームよりお願いします!!
「ワイードウェブ」申込フォーム

1申込につき、1名様分のアカウント発行になります。
代表者様の申込で複数人分のアカウント発行は不可なのでご注意ください。

ワイードの基本的な機能については、別の記事で紹介しているので合わせてご覧ください。
前編後編の2部構成です。
ブログを書き始めた初期の記事なので、文字数がバグっていて読み応えたっぷりです。
よくOK出たなと思っています。

前編
#2 これであなたもワイードマスター!3分で分かるワイード!徹底解説!【前編】

後編
#3 これであなたもワイードマスター!3分で分かるワイード!徹底解説!【後編】

ワイードのインタラクティブ機能な部分についての説明ですが…
正直なところ、文章と写真での説明ではなく、実機をご覧いただきながら書き心地や見え方、使いやすさをお試しいただいた方がよいです。

ワイードの実機をその目で確かめてみたくなってきた…えぇ分かります。

ワイードの実機を見てみたいよ!という方、随時デモンストレーションを実施しております。
ワイード実機を持って現地にお伺いし、実際にご使用していただく教室環境と同じ状況下にて、ワイードの見え方をご確認いただけます。
お時間の許す限り、疑問点を払拭すべく質疑応答とお客様がお使いの端末と繋いでの実機お試しも可能です。
見て触ってみるのが一番理解できます!

ワイード実機のお貸出しやオンラインでのデモも受付中です。
お気軽にお問い合わせください。お問い合わせは下記から。
ウルトラワイドプロジェクター「ワイード」見積・デモ依頼

今回は、電子黒板とは「インタラクティブ機能がある大型提示装置」なることが分かりました。

次回は、大型提示装置があるだけでは手の届かない、従来の「黒板のみ」の授業ではできなかった「電子黒板の魅力」について迫っていきます。

サカワ社員による、WEB操作説明会も公開しております!
各機能を実際に黒板とワイードを使って説明しているのでぜひご覧ください!

【ワイードユーザー様対象】ワイード操作説明会2023!これを見れば、ICT授業がもっと楽しくなります!

ワイードのさらに詳細を知りたいよ!といった方向けにワイードの特徴と導入効果をまとめたお役立ち資料ができました。
ぜひご覧ください。

デジタルとアナログを繋ぐウルトラワイードなプロジェクター『ワイードの特徴と導入効果』

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この記事を書いたひと

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猪狩

20XX年某日、流星のごとく現れたサカワ系ブロガー。 どうも。株式会社サカワ ICT事業部 営業課の猪狩です。行動戦隊ハイスピードマン。担当カラーはプリンイエロー。担当カラーは独断と偏見で決めました。好きな色は赤です。トマトレッドになりたかったのですが、赤はリーダーの色なので悔しいですが弊社のKB部長に譲ります。 好きな食べ物はチャーハンとたまごです。ゲームも好きです。モンハンとゼルダとポケモンをやります。ライブに行くのも好きです。ひとりで遠征します。BLUE ENCOUNTとcinema staffのライブによく出没します。 コロナ禍突入と同時にサカワに入社しました。中途です。お客様先でワイードご提案に始まり、導入後までをサポートをさせていただいております。最近はいろんなことに挑戦させてもらってありがたい限りです。 サカワ入社前は教員をしておりました。小学校教諭、中学校教諭、高等学校教諭の教員免許状(中高専門科目は数学)を取得しています。