2022年12月16日

【導入事例】導入したけど使われない!を解決したのは全教諭への操作説明会だった

ウルトラワイド超短焦点プロジェクター「ワイード プラス」
導入事例_東海大学付属甲府高等学校

導入先:東海大学付属甲府高等学校 様
導入製品:ウルトラワイド超短焦点プロジェクター「ワイード」、映写対応サンヤクブルーグレー黒板

山梨県の中心地にある東海大学付属甲府高等学校様の朝は、読書で心を落ち着かせるところから始まり、集中力が高まった状態で授業に臨みます。同校は、一人一台タブレット端末が整備されることを見越して、ハードとソフトの両方の整備をバランスよく進めてきました。
例えばソフト面では、生徒の自宅学習や理解度を深めるツールとして、スタディーサプリの動画配信見放題を提供。また、Classiで先生と生徒、学校と家庭の間でスムーズに連絡を取り合い、自学自習の効率アップを図っています。

同校のハード面で活躍するウルトラワイド超短焦点プロジェクター「ワイード」。今回は、数学・情報教諭で教務主任を務める鈴木先生のアンケート回答をもとに、ワイードの使用状況をレポートします!

生徒が自然と前を向く授業

2019年に、全28教室の普通教室にワイードと映写対応サンヤクブルーグレー黒板がセットで導入されました。サカワ製品以外には、全教室にApple TVを完備。先生はiPadを使って授業します。

ワイードを導入して3年が経ち、今ではすっかりワイードを通してApple TVの映像が黒板に映し出される仕組みが定着しています。Apple TVで各先生のiPadの画面をミラーリングして、後ろの席からでもよく見える大きなサイズで黒板に投影しています。

東海大学付属甲府高等学校の授業風景_ワイードと映写対応サンヤクブルーグレー黒板

授業の様子を見てみましょう。黒板に大きく映した英文教材を指差す先生に対し、生徒が手元のタブレットから目線を上げて前方に注目しています。生徒は、手元のタブレット操作に集中する時もあれば、投影画面に注目して先生とコミュニケーションを取る時もあり、それらを自然に使い分けることができているようです。

系列校の成功事例から学び、操作説明会で疑問を解消した

同校が「ワイードとブルーグレー黒板の組み合わせが良い」と最終判断した理由は主に2つです。

1、系列校の成功事例をキャッチしていた

同校に導入された3年前、系列校である東海大学付属相模高等学校中等部様で先行して導入されたのが、「ワイード+ブルーグレー黒板」の組み合わせでした。(東海大学付属相模高等学校中等部様の事例はこちらです。)この事例では、教室の中心にある黒板の進化を促すことで教育のICT化に挑んだのです。チョークの見えやすさと、投影画面の見えやすさ。どちらも生かし、理想の授業スタイルを体現しました。既に評価が定まっている黒板や教科書の役割を軽視せず、教育のICT化を柔軟に考えた成功事例でしょう。

2、あらかじめ操作説明会を行うことで、新しい機器の受け入れ体制ができていた

インフラを整えるにあたり、混乱を生まないためには事始めが肝心です。「あらかじめ全教諭にワイードの操作説明会を開催してもらい、学校全体が製品に対して好意的な印象を持てたことが決め手だった」と鈴木先生は振り返ります。先生たちの間で反対意見が出なかったそうで、いかに事前準備が大切かを知ることができます。

先生方が抵抗感なくワイードを日常使いできるよう、サカワでは「操作説明会」を実施します。提案時から学校とコミュニケーションを取ってきたスタッフが中心となり、機器の使い方やポイントを実演。導入後にあらためて操作説明会を実施することもできますよ!
>操作説明会のお申し込みはこちらです。

プロジェクターが自分たちの授業スタイルに合う

東海大学付属甲府高等学校の始業式

電子黒板は、プロジェクター型、ディスプレイ型、ボード型など種類が様々です。同校では「黒板に直接映せる」タイプ…つまりプロジェクター型のものを探していました。プロジェクター型であれば板書のメリットを十分に発揮できる。そう考えたからです。板書で表現できない画像や映像などはプロジェクターで投影し、消さずにそのままずっと残したい内容はチョークで書くといった、道具の使い分けが容易であることが特徴です。

生徒の発言や思考プロセスを整理・集約しながら共有したい時などに、チョークはとても手軽でスピーディに描写でき、重宝している先生も多くいます。映像の上からアナログなもので書き込むのは不思議な感覚ですが、スマホやタブレットが台頭した近年では、かえって注目を引く側面もあるのかもしれません。(10年前では考えられなかった環境ですね)

これまでに1000人以上の生徒が同校の教育環境で学んでいますが、「投影された映像が見えづらいという意見はありません」。教室中央に大きく映せるプロジェクターだからこそ、クラス全員が平等に、板書と映像を受け取れます。

同校で特に人気なのが、ワイードのデジタルスライド機能。「投影画面を右や左に寄せたり、映像の上からチョークでかけたりできるので授業を展開しやすくなりました。黒板の上部にワイードが固定されていることで、(黒板にマグネットで貼る)スクリーンも不要になり、授業の準備にかかる時間が減りました」と鈴木先生。もしマグネットスクリーンの場合、黒板にまっすぐ貼り付けるのにも一苦労だとよく聞きますから、デジタルスライド機能のようにテンポ良く左右に位置を変えるのは至難の業だと想像します。

編集後記:
同校がワイードを知ったきっかけは教育家庭新聞社様が開催していた研修会「 ICT機器の整備計画」のセミナーだったそうです。前準備や情報収集、先生同士の情報共有に丁寧に取り組んだことで、学校全体が納得できる環境づくりに繋がったのだと思います。
この度はアンケートへのご回答、誠にありがとうございました!

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製品詳細現行モデル名称:ウルトラワイド超短焦点プロジェクター「ワイード プラス」
型番:SP-UW4000
・機能と特徴ページ
・地域別の導入実績ページ
カタログ・資料全国の小中学校・高等学校を中心に6700台以上導入。黒板いっぱいに映せるウルトラワイドなプロジェクター「ワイード」のカタログやお役立ち資料はこちら
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